2024/11/27 07:22 |
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2009/09/05 23:21 |
ハレ晴レしてない今日この頃 |
9月になって、どうも落ち着かない天気が続いております。
僕も色々と体調を崩しやすい状態になっているらしく、今日はバイトのお休みをいただいて、家でのんびりと譜面制作に励んでおります。
前の記事でも告知していた「Pride~嘆きの旅」のクラリネット5(4+1)重奏は、
友達に校正に出してみたところ、当然のことながら「鬼畜過ぎ!!」と罵られてしまいましたが、特に変更を迫られることもなく、がんばってくれるそうで。
譜面公開も、後は動画にするだけなので、ひと段落しました。
さてさて、現在制作しているのは、「ハレ晴レユカイ」のクラリネット五重奏。こっちは別の方から依頼されているもの。
で、現在はコード進行さらい並びにピアノ譜(音源)を制作しているわけですが、コード進行がなかなか面白い。w
結構典型的な動きかな?・・・って思いつつ探ってみると、上手いことアブノーマルな動きをしてくれて・・・かなり勉強になります。
mixiの日記でも語ってみたけど、こっちではさらに詳しく。
この曲はE♭durの曲なのですが、始めのイントロのコード進行が、
Ⅰ → Ⅴ/Ⅶ → Ⅵm→ Ⅴm/♭Ⅶ → Ⅳ → Ⅲm,Ⅵm → Ⅱm → N.C.(Ⅴ)
(↑毎小節ごとで表記)
です。(多分あってるw)
ここの「Ⅴm/♭Ⅶ」が、2nd-Dominant Codeの「Ⅰ(7th)」の代理コードな役割なんですよね。実は。
イチ・ロク・ニー・ゴー(1625)じゃないけど、(ていうか、よく言われているけど、あんまりこの進行を見た覚えがないんだが・・・)
典型的なコード進行で、「15654325・・・」みたいなのとおんなじ感じで、
今回も、「1561(7thで2nd-Dominant)4325」っていう、最近のポップスでは本んんんっっ当ぅぅっぅによく使われているこの進行だろうなぁ・・・と思っていたら、案の定ここで上手いこと外してくれてました。w
音楽的聞こえだと1度のセブンスにかなり近かったんですが、いざコードを探ってみると、ルートがomitされ、さらに第三音が全音下がっておりまして・・・。
んでそのコードが、なんとⅤmの第一転回形だったので、「おぉ!」ってなりましたね。
まぁ役割的に書くなら、「Ⅰ(7th)add2 omitⅠ,Ⅲ」って表記しても良いんだろうけども、
(普通はないけどw・・・あるとしたらクリシェの進行途中にかろうじて割り振られそうな感じですが・・・w)
便宜上「Ⅴm1」とかって書くのがまぁ当たり前ですよね。
記号的にいえば、Ⅴのドミナントコードがマイナーになって転回しているだけ・・・って捉えらえられそうですが、
実は色々探っていくと、全然違う効果を持ったコードであるわけで、しかも聞こえ方は全然違う。
構成音一つでここまでも柔軟に変化する、、、、、コードの世界って、ホンマ、奥深いもんなんやなぁーって、まずまずと痛感しながら制作してました。
いやぁ、ますます音楽にほれ込みそうです・・・
さてさて、「ハレ晴レユカイ」のコードさらいはまだAメロで終了しておりますが、
Bメロ→サビの流れの間に、転調したり外してきたり・・・と、色々面白いことになっていそうです。w
きっと、「良い曲だな」って思える曲ってのは、
耳に入りやすい典型的なコード進行の中に、どことなーく外したコードが挿入されていて、その時に発する「彩り」っていうのが音楽全体の雰囲気をさらに良いものにしている・・・そんなような曲、なんじゃないかな?
あくまでふと思いついた持論ですが。・・・ww
他人の作った曲って自分にはないものを持っていたりしてすごい参考になるものです。
そこから得られるものは、すべて自分のものに盗み得てw、
そういった中から、オリジナルを見つけていければ・・・いいですよね!
制作活動がんばりますよっ。
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