忍者ブログ

好音調フレヰグランス。

好きな音調だけを奏でながら、音楽一筋で生きていきます。そんな学生の他愛も無い日々を綴ったウェブログです。
RECENT ENTRY RECENT COMMENT

2024/11/27
07:25
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007/07/11
22:57
超弩級個人的アニメ評論:『パプリカ』の場合




とりあえず、個人的な映画評論が趣味化している私ですがw

昨日、友だちから貰ったあるアニメ映画のavi形式動画をみたのですね。

作品名は、『パプリカ』

まぁ暇なので、レビューいたしますw















そういえば、映画評論なんて久しぶりだなぁ...w

観たい映画は山のようにあるんだけどね、見れる時間がほとんど無い。。そして金も無い。。。切ない。。

Shimax時代には何回かやったことありますが、

薫になってからは初レビューです!






この先、多少のネタバレあり!どうしても嫌な人は、一度作品を見てから再び訪れてね♪そうすれば、カウンターも増えるしさw






旧blog時代の私を知らない人のために、コチラでおさらい↓




 

★薫的映画評価

 

 

作品の評価するうえで重要な評価観点

①物語設定…登場人物や物語の時代設定、背景の完成度の高さ。

②ストーリー展開…物語の内容、展開の良さ、飽きさせない度。

③映像技術…迫力のある映像、巨大なスクリーンという効果が十分に現れているか。

④物語の要旨・・・作品を通じて訴えたい事の内容及びいかに伝わったか。

⑤その他の相乗効果…ある場合のみにポイント。

 

これらを、
 

(…神の領域であること)

…素晴らしい

…いいと想う

…まぁー平凡かな?

×…いやダメだろ。

(…見た目の通り、糞)

 

で、採点し、総合を、★★★★★(☆五段階評価)で得点付ける。

 
(私的要素満載なので、全てを鵜呑みにしない方がいいかもねw













さてさて、今回の作品はコチラ!






作品名:パプリカ



・制作年度:2006年

・製作国,地域:日本

・上映時間:90分

・スタッフ:以下

 原作:筒井康隆 
 監督:今敏 
 企画:丸山正雄 
 脚本:水上清資今敏 
 キャラクターデザイン・作画監督:安藤雅司 
 色彩設計:橋本賢(DR TOKYO) 
 美術監督:池信孝 
 撮影監督:加藤道哉 
 編集:瀬山武司(瀬山編集室)、神宮司由美(DR TOKYO) 
 音楽:平沢進 
 音響監督:三間雅文(テクノサウンド) 
 音響効果:倉橋静男(サウンドボックス) 
 制作プロデューサー:豊田智紀 
 制作担当:橋本健太郎 
 アニメーション制作:マッドハウス 
 プロデューサー:丸田順悟、滝山雅夫 
 製作:パプリカ製作委員会 (マッドハウス, ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント) 
 配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

・概要:以下

原作者の筒井自身が監督の今敏との対談で映画化をして欲しいと語ったものが実現した。第63回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門へ正式出品される。また、第19回東京国際映画祭のanimecs TIFF 2006のオープニング上映作品ともなっている。日本での劇場公開は2006年11月25日より。キャッチコピーは「私の夢が、犯されている―/夢が犯されていく―

・解説:以下

夢に入り込み、夢を犯すテロリストに立ち向かう夢探偵“パプリカ”の活躍を描くファンタジー・アニメ。日本が誇るSF作家である筒井康隆の同名原作を、『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』の今敏監督が映像化した。ヒロインを人気声優の林原めぐみが務めるほか、古谷徹がこれまでのイメージから一転、巨漢の男性の声に挑んだ。圧倒的な技術力と想像力を惜しみなく投入し暴走する夢のアイデアを具現化したパレードの描写は圧巻。

・あらすじ:以下

夢に入り込んで患者の治療を行う装置“DCミニ”が盗まれ、精神医療総合研究所に勤める若きサイコ・セラピストの千葉敦子は、“DCミニ”開発者の時田とともに島所長の元へと集まる。しかし、所長の島が突然、意味不明な内容の演説をとうとうと語り出す。“DCミニ”を盗んだ者たちによる夢の侵略が現実のものとなり始め……。 (シネマトゥデイ)


ソース:wikipediaとYahoo!映画から引用




・薫的評価

各観点

①物語設定…
②ストーリー展開…
③映像技術…
④物語の要旨・・・
⑤その他の相乗効果…

合計:★★★★☆








・感想をづらづらと...語るねw




まず今回の映画は、そもそも存在を知らなかったりして(私がそうでした)w

一般的知名度はそこまでとは言うものの、制作陣の凄さにちょいと期待...。

監督の筒井さんってのは「時をかける少女」の原作者でもある有名な方(まだ見たこと無いけどw)、そしてアニメーション製作は、TVアニメ「DEATH NOTE」や「電脳コイル」、映画は「メトロポリス」「東京ゴッドファーザーズ」「時をかける少女」「ゲド戦記(作画協力)」を手がけた、『マッドハウス』

...。
メトロポリスとかデスノぐらいしか見たことないっすねw純粋なマッドハウス作品は零...ということで、今度色々みたいと思います。東京ゴッドファーザーズは題名のみかろうじて知ってましたw








まず、物語背景について。



テーマとなる題材、それの物語の反映の仕方が、非常に良く作りこまれていると思う。

夢を制御する...という斬新な発想も、今までには無かった感じがするしね...w



「私の夢が、犯されている」



まずこのキャッチフレーズにすごく魅かれましたし、

どのように「夢」の世界を描くのか…。それがこの作品の重要部分でもあります。





しかしながら、欠点をいくつか。


世界観の構築が多少甘い...というか、90分間で描ききれていない感があったように気もする。

サイコ・セラピストって言う役職についてや千葉がつとめている研究所について...DCナビが作られた具体的な理由...当時の日本の社会的背景はどうか...etc...、

物語の進行上省いても、まぁ大した損傷は出ないでしょうが、

もし、このようなことをもっとしっかりと描ききれていれば、さらに視聴者をこの世界観に引き込めたんだろうな...

と思いましたね。



それと、夢の世界を描くのってやぱり容易ではない...ということが分かります。w



おもちゃや冷蔵庫やらの奇怪なパレードが夢の中の世界で一つの描写として登場しますが、

誇大妄想狂の考えた夢というものは、こんな謎のパレードで表現されてしまうのか?…と疑問に持つ人がいそうな感じがします。

まぁそんな「世界は私のものになるのだぁ~!」とかなんとかホザイてる奴の妄想-夢-なんて、所詮子どもじみた幼稚なものなのだ!とするならば、その表現は適していると思いますがね。私自身そう思うことで納得しているつもりです。











話し変わって、この作品のストーリーの展開ですが、


テンポがしっかりしていて、まず飽きることが無いです。


サイコホラー的な要素もちりばめられており、それなりの緊迫感、緊張感を味わえるところや、

逆にちょっとしたネタや息抜きの部分もあって、多少笑みがこぼれてしまう...

一応全体としてはストーリーもしっかりと完結しているし、疑問も変なつっかかりも無いです。


まぁ多少、夢の世界での描写は、難解な部分もあったし、

「なんであんたこんなところにいるの?」って思えるトコもありました

が、全体的にそういうのはあまり深く考えずに流すことが出来る程度なので、

そういう点では脚本は良い仕事をしたと、いえるでしょう...!



しかし、

全く疑問が無い訳ではないといえないのも事実。。。



例えば、千葉敦子とパプリカの関係...。

結局最後まで明かさないで完結してしまう。まぁ確かにそれでも別に物語上問題は無いのだが、ぶっちゃけ、見た人は絶対思うでしょうね...。



「なんでこんな風になっちゃってんの?」ってさ。w私自身も気になるところです。



どうやら二重人格ではなさそうだし。開始当初からめっちゃ気になる所を、明かさなかったのか、設定が無かったのか...知らないけど、もったいないなぁ、って思います。うん、すんゲー気になるよ。。


そういうのも踏まえて、、、、物語設定の事に戻っちゃうけど、

登場人物個々のキャラクター性があまり活きていないような気もしましたね。

まぁ、これを90分間に完璧に盛り込むことが出来たとしたら、多分最強のアニメ映画にはなるでしょうけど。。。
ww




話は戻しますが、




あと、夢の世界へ誘(いざな)われるときとか、突然すぎたりするし、

たまーにチグハグした場面変換だったりするのがたまにキズ。




まぁでも、そんな細かいことを吹き飛ばしてしまう程のテンポの良さ、見る側を魅きつける映像...

そのグラフィックの美しさやCGの技術があるからまぁいいでしょう...って許せちゃう。w







映像技術は、申し分ない、かなり綺麗だね。さすがジャパニメーションとも呼べる完成度の高さです!!

夢の世界内のグラフィックを本当に美しく描きっていました、、、そこは好評価!w

デブの見苦しさやキモイ汗とかすんごい伝わってきましたしねwwwww






んで、


物語の要旨についてですが、



個人的に、

「他人を支配することは出来ない。」

っていうのが頭に凄い残っているのですが...



う~~~ん、私の知性と教養の乏しい頭では、一回見ただけじゃなかなか、この作品のメッセージが良く分かりませんでした。

もっかい見るか!って感じですが、うん、そんな時間(暇)無いし~wwww



もしかしたら根本的に伝える!という意思自体、制作者側にはあまり無いのかもしれない。

「何かを感じ取ってほしい...。」とか「何も感じない、無のまま...。」とか、

そういう理屈では通用しない、深層的心理を揺さぶる ナニカ を私は感じましたし、

見終わった後、「何も残らない。虚空...。」って感覚にも陥りました。。。。



これそのものが狙いなのかもしれませんが。。







その他の相乗効果に挙げたのは、ずばり音楽!

個人的にいい!というか、かなり作品にあっているなぁ...って思ったし、何故か印象に残ってる。(特にスタッフクレジットのBGM)

まー実際に聞いてみてちょw














えーっと、


こんな感じで長々と語りましたが、

全体的な印象は、いい作品です。普通にいい映画でしたよ!!

もっと酷いアニメ作品や、実写版映画とか、いっぱいありますからねw




ただ、


超絶賛する...というわけでもないです。

というか、私自身「この作品よりも越えてるな!」...って思い当たるアニメ映画は全然いっぱいありますし、

ぶっちゃげますが、個人的にそこまで...




好きではないことの現われだと思います!w






まぁつまりは、



自分で観て、自分の感想を持て!



ってことです。




そうです。なんでもそうなんですよ!


他人を鵜呑みにしてはいけない...ってねw






(じゃぁーレビューする意味あったのかよw!)




PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
URL
FONT COLOR
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら